Benchmark Review — ZBOX MAGNUS ONE

ZBOX MAGNUS ONE EU27507TC16GB GDDR7 の RTX 5070 Ti × 20コア Core Ultra 7、8.48L の最上位構成

GeForce RTX 5070 Ti 16GB と、デスクトップ版 Core Ultra 7 265(20コア)を小型筐体に収めたミニPC「ZBOX MAGNUS ONE EU27507TC」。 3DMarkによるグラフィックス性能、GPUレンダリング、AI画像生成、CPU性能、写真編集まで、社内計測のベンチマークから 同じ MAGNUS ONE の RTX 5070 版(GPUが1グレード下の姉妹機)との差、16GB VRAM のローカルAI用途、そして 複数回計測でのばらつき(安定性)を、用途選定の参考となるよう中立に読み解きます。

デスクトップ RTX 5070 Ti 16GB 20コア Core Ultra 7 265 8.48L 超コンパクト 650W 内蔵電源 Thunderbolt 4 / Dual LAN 5GbE / Wi-Fi 7
ZOTAC ZBOX MAGNUS ONE EU27507TC 公式キービジュアル — デスクトップ GeForce RTX 5070 Ti 16GB と Core Ultra 7 265 を収めた 8.48L ミニPC
ZOTAC ZBOX MAGNUS ONE EU27507TC — デスクトップ版 GeForce RTX 5070 Ti 16GB とデスクトップ版 Core Ultra 7 265 を収めた 8.48L のミニPC。(ZOTAC 公式キービジュアル)

実測サマリー(3行)

  • 3DMark(グラフィックス性能)・GPUレンダリングとも 比較した MAGNUS 系のなかで最上位。RTX 5070(Intel版)を約18〜28%、RTX 5060 Ti を約63〜83%上回る(Time Spy Extreme 12,501 / Speed Way 7,474 / Steel Nomad 6,634、Blender 7,666)。複数回計測でのばらつきは 3DMark・GPUレンダリングとも cv 1%未満
  • AI=ComfyUI SDXL 7.07 秒/枚(RTX 5070 より約22%・RTX 5060 Ti より約41%高速)。VRAM は 16GB で、AI連続生成中の実測使用量は約13.8GB。生成速度と VRAM 容量を両立する。
  • CPU は RTX 5070 版と同じ Core Ultra 7 265(Cinebench CPU 5,825 pts・cv 0.90%)。テスト構成は メモリ32GB・電源プラン=高パフォーマンス、GPUは3D高負荷で最大約300Wでもクロックを維持しサーマルスロットリングなし
01 / 概要

MAGNUS ONE の最上位 — 小型筐体に「デスクトップ RTX 5070 Ti + 20コアCPU」

ZBOX MAGNUS ONE EU27507TC は、ZOTAC のミニPC「ZBOX MAGNUS ONE」シリーズのうち、GeForce RTX 5070 Ti 16GB(Blackwell 世代 / DLSS 4)と Intel Core Ultra 7 265(20コア)を組み合わせた、シリーズ最上位クラスのモデルです。 MAGNUS ONE は、デスクトップ級のGPUを小型筐体に収めたシリーズです。本機(EU27507TC)は PCIe 5.0 x16 のデスクトップGPUカード(RTX 5070 Ti)に ソケット式のデスクトップCPU(Core Ultra 7 265 / Socket 1851 LGA)を組み合わせた、Intel デスクトップ構成です。 同じ MAGNUS ONE でも、RTX 5070 版(EU275070C)とは GPU と電源が異なり(本機は上位の RTX 5070 Ti 16GB / 256-bit + 650W 電源、5070 版は RTX 5070 12GB / 192-bit + 500W 電源)、CPU・筐体・拡張性は共通です。

本機はベアボーン構成で、メモリ・ストレージは導入側で選定できます(本レビューのテスト機は 32GB DDR5-5600 + 1TB NVMe SSD)。 CPU・GPU ともデスクトップ部品のため、世代をまたいだ保守・更新や、用途に合わせた構成の組み替えがしやすいのが本機の構成上の利点です。 筐体は 8.48L(270.5 × 126 × 249 mm)で、上位GPUの消費電力に合わせた 650W 電源を内蔵(外部ACアダプター不要)。デスクトップ版 GeForce RTX 5070 Ti を搭載するミニPCとしては世界最小クラスの高性能機です。8.48L というこのサイズ帯で、デスクトップ用GPUカードを搭載できるミニPCの最上位クラスにあたります。

本機の GPU 選定には、MAGNUS ONE ならではの設計上の特長があります。ZOTAC の GeForce RTX 5070 Ti 搭載グラフィックスカードは、リテール(単品販売)向けでは3連ファンのモデルのみです。一方で本機は、MAGNUS ONE 筐体のエアフロー(ハニカムメッシュ天板・側面吸気・内部ダクト)を前提に、より小型の2連ファンの GeForce RTX 5070 Ti を採用しています。筐体側の吸排気が設計段階で確定しているため、カード単体で放熱を完結させる必要がなく、8.48L という小型サイズと上位GPUの冷却を両立できています。この設計が効いていることは、高負荷でもクロックが落ちない後述の実測(§08)に表れています。

搭載するGPU・CPUの基礎知識

GPUGeForce RTX 5070 Ti とは

NVIDIA の最新世代「Blackwell」(RTX 50 シリーズ)のデスクトップ向け上位GPU。本機の搭載モデルは VRAM 16GB(GDDR7 / 256-bit)で、下位の RTX 5070(12GB / 192-bit)より演算資源・メモリ帯域・容量のいずれも上回ります。より高速な GDDR7 メモリ、フレーム生成を強化した DLSS 4、新世代のレイトレ/AI(Tensor)ユニットを備えます。

ポイントゲームに加えてローカルでのAI画像生成・推論の需要が広がり、描画性能と VRAM容量(扱えるモデル規模・解像度)の両方が重視されます。RTX 5070 Ti は、その両方に余裕を持たせた上位帯のGPUです。

CPUCore Ultra 7 265 とは

Intel の最新世代「Core Ultra(シリーズ2 / Arrow Lake)」のデスクトップ向けCPU。高性能Pコア8+高効率Eコア12 の 20コア / 20スレッド、最大約5.3GHz、ソケット式 LGA1851。前世代までの Hyper-Threading を採用せず、物理コア重視へ切り替わった世代です。

ポイント機能ブロックを分けた「タイル(チップレット)」構成と、AI処理用ユニット(NPU)を備える「AI PC」世代。電力効率を重視しつつ、デスクトップ向けはソケット式で単体換装・保守がしやすいのが特徴です。

ZOTAC ZBOX MAGNUS ONE EU27507TC ミニPC本体(前面3/4・ハニカムメッシュ天板)
ZBOX MAGNUS ONE EU27507TC 本体 — 8.48L 筐体(ハニカムメッシュ天板・側面吸気)。(ZOTAC 製品写真)

実機のハードウェア確認(GPU-Z / CPU-Z)

テスト機の構成を GPU-Z・CPU-Z のメイン画面で確認します。GPU は ZOTAC GAMING GeForce RTX 5070 Ti(16GB GDDR7 / 256-bit / GB203 / Blackwell / 8,960 CUDA コア)、CPU は Core Ultra 7 265(20スレッド / Arrow Lake / Socket 1851 LGA)。 GPU-Z 読みで PCIe 5.0 x16・16,384MB GDDR7・帯域 896GB/s、CPU-Z 読みで 8P+12E(20スレッド)・最大 5.3GHz と、いずれもカタログ仕様どおりの個体です。

GPU-Z メイン画面: GeForce RTX 5070 Ti / GB203 / 16384MB GDDR7 / 256bit / 8960 CUDA / PCIe 5.0 x16
CPU-Z メイン画面: Intel Core Ultra 7 265 / Arrow Lake / Socket 1851 LGA / 8P+12E 20スレッド
左: GPU-Z(GeForce RTX 5070 Ti / 16GB GDDR7 / 256-bit / GB203)。右: CPU-Z(Core Ultra 7 265 / デスクトップ Arrow Lake / 20スレッド)。CPU は RTX 5070 版(EU275070C)と同一。
02 / テスト環境

テスト環境・比較機材・計測方法

テスト構成(実機計測)

製品 / SKUZOTAC ZBOX MAGNUS ONE EU27507TC(MAGNUS ONE / Windows)
GPUZOTAC GAMING GeForce RTX 5070 Ti 16GB(GDDR7・256bit / Blackwell / GB203 / 8,960 CUDA)
GPUドライバーNVIDIA GeForce 610.47(WHQL)/ 帯域 896GB/s・PCIe x16 5.0 は GPU-Z(§01)参照
CPUIntel Core Ultra 7 265(20C / 20T・Arrow Lake / Socket 1851 LGA)
メモリ(テスト構成)32GB DDR5-5600(16GB×2)
ストレージ1TB NVMe SSD ほか
OSWindows 11 Home 25H2(Build 26200)
電源プラン高パフォーマンス
計測日2026-07-02

製品仕様(カタログ / EU27507TC)

グラフィックスZOTAC GAMING GeForce RTX 5070 Ti
16GB GDDR7 / 256-bit / Blackwell / DLSS 4(PCIe 5.0 x16)
プロセッサーIntel Core Ultra 7 265(デスクトップ)
20コア / 20スレッド / 2.4–5.3GHz / Arrow Lake / Socket 1851 LGA
メモリー2 × DDR5-6400 CSODIMM / 5600 SO-DIMM(最大96GB)
ストレージ1 × M.2 NVMe PCIe 5.0 ×4 + 1 × M.2 NVMe PCIe 4.0 ×4 + 1 × 2.5インチ SATA III
映像出力3 × DisplayPort 2.1b(UHBR20)+ 1 × HDMI(最大4画面クローン / 6画面拡張)
ネットワーク5GbE + Gigabit Ethernet(Dual LAN)/ Wi-Fi 7(802.11be)/ Bluetooth 5.4
前面 I/OUHS-II 3-in-1 カードリーダー / 2 × USB 3.0(1 × Type-C)
背面 I/O1 × Thunderbolt 4 / 4 × USB 3.2 Gen2 + 2 × USB 3.0 / デュアル Wi-Fi アンテナ
電源650W PSU 内蔵
外形・容積270.5 × 126 × 249 mm(8.48L)/ ツールレスアクセス
対応OSWindows 11

製品カタログで全仕様を見る(ZBOX MAGNUS ONE EU27507TC)→ZOTAC 直販ストア →

比較機材(すべて ZBOX MAGNUS 系)

公平性のため、比較は同じ ZBOX MAGNUS 系の実機に限定しています。今回は同じ RTX 5070 が Intel版と AMD版の2台、RTX 4070 も Desktop(ERP74070C)と Laptop(EN374070C)の2台あるため、表記は GPU+CPUで区別します。各機は出荷時の代表構成で計測しました。

本記事の表記モデルSKUCPU
RTX 5070 Ti(本機)MAGNUS ONEEU27507TCCore Ultra 7 265
RTX 5070(Intel)MAGNUS ONEEU275070CCore Ultra 7 265
RTX 5070(AMD)MAGNUS ONEER98N5070CRyzen 9 9850HX
RTX 5060 TiMAGNUS ENEN275060TCCore Ultra 7 255HX
RTX 4070 DesktopMAGNUS ONE(前世代)ERP74070CCore i7-13700
RTX 4070 LaptopMAGNUS EN(前世代)EN374070CCore i7-13700HX

MAGNUS ラインナップでの位置づけ

MAGNUS ONE(本機 RTX 5070 Ti)デスクトップ級のGPUを小型筐体に収めたシリーズの最上位構成。デスクトップ版CPU(ソケット式)+デスクトップGPUカードを採用。本機は RTX 5070 Ti 16GB+Core Ultra 7 265 の Intel 構成で、同シリーズの RTX 5070 版(EU275070C)と CPU・筐体を共有し、GPU だけが上位。
MAGNUS EN(RTX 5060 Ti・前世代 4070 Laptop)2.65L という非常にコンパクトな筐体に、モバイルCPU×デスクトップGPUを収めた高密度ミニPC。サイズを最優先したシリーズ。
計測方法 数値は社内のベンチマーク自動化環境による実測の中央値(原則複数回、一部1回)。電源プランは 高パフォーマンス で計測しています。 グラフは単位と方向(高いほど良い/短いほど良い)のみ併記。ComfyUI は NVIDIA 環境のみ対象です。
03 / 3DMark

3DMark(グラフィックス性能)— 比較群で最上位、RTX 5070 を約2〜3割上回る

DX12 Ultimate/レイトレを含む 3DMark の3テストでは、本機 RTX 5070 Ti が 比較した MAGNUS 系のなかで最上位となりました。同じ MAGNUS ONE の RTX 5070(Intel版)に対して Time Spy Extreme +18%・Speed Way +28%・Steel Nomad +26%、RTX 5060 Ti に対しては 約63〜83%上回り、GPUクラスの差が明確に表れています。 RTX 5070 の Intel版・AMD版はほぼ同水準で並び、本機はその一段上に位置します。 複数回計測での変動はいずれも cv 1%未満と安定しています。

補足 3DMarkはDirectX 12 / レイトレーシングを含む標準的なグラフィックス性能テストで、ゲームの描画性能の目安としても広く使われる定番指標です。本レビューでは実際の市販ゲームタイトルでのフレームレート計測は行っていません(クリエイティブ・AI用途中心の検証)。ゲーム用途の性能については別途ゲームタイトルでの確認をおすすめします。
3DMark Time Spy Extreme
score / 高いほど良い
RTX 5070 Ti(本機)EU27507TC
12,501
RTX 5070(Intel)EU275070C
10,562
RTX 5070(AMD)ER98N5070C
10,365
RTX 4070 DesktopERP74070C
7,833
RTX 5060 TiEN275060TC
7,674
RTX 4070 LaptopEN374070C
5,527
3DMark Speed Way
score / 高いほど良い
RTX 5070 Ti(本機)EU27507TC
7,474
RTX 5070(Intel)EU275070C
5,827
RTX 5070(AMD)ER98N5070C
5,769
RTX 4070 DesktopERP74070C
4,498
RTX 5060 TiEN275060TC
4,119
RTX 4070 LaptopEN374070C
2,951
3DMark Steel Nomad
score / 高いほど良い
RTX 5070 Ti(本機)EU27507TC
6,634
RTX 5070(Intel)EU275070C
5,283
RTX 5070(AMD)ER98N5070C
5,251
RTX 4070 DesktopERP74070C
3,999
RTX 5060 TiEN275060TC
3,620
RTX 4070 LaptopEN374070C
2,662
04 / GPUレンダリング

GPUレンダリング — Cinebench GPU・Blender とも比較群でトップ

GPU レンダリングでも比較群で最高値を記録しました。Cinebench 2026 GPU は 94,543 pts で RTX 5070(74,746)を約26%、RTX 5060 Ti(61,312)を約54%上回りました。 Blender Benchmark(OptiX)は 7,666 と、こちらも比較した ZBOX MAGNUS 系のなかで最高で、RTX 5070(6,010)を約28%、RTX 5060 Ti(4,327)を約77%上回ります。 いずれも RTX 5070 の Intel版・AMD版を明確に引き離しており、GPUレンダリング主体の用途では比較した MAGNUS 系のなかで最速です。

Cinebench 2026(GPU)
pts / 高いほど良い
RTX 5070 Ti(本機)EU27507TC
94,543
RTX 5070(Intel)EU275070C
74,746
RTX 5070(AMD)ER98N5070C
73,744
RTX 4070 DesktopERP74070C
68,598
RTX 5060 TiEN275060TC
61,312
RTX 4070 LaptopEN374070C
45,669
Blender Benchmark(GPU / OptiX)
samples/min 合算スコア / 高いほど良い
RTX 5070 Ti(本機)EU27507TC
7,666
RTX 5070(Intel)EU275070C
6,010
RTX 5070(AMD)ER98N5070C
5,899
RTX 4070 DesktopERP74070C
5,320
RTX 5060 TiEN275060TC
4,327
RTX 4070 LaptopEN374070C
3,608

なぜ本機は「デスクトップ部品」構成なのか

本機の要点は、ノート向けではなく デスクトップ版の RTX 5070 Ti と Core Ultra 7 265 をそのまま使う点です。 GPU は PCIe 5.0 x16 のフルレーン、CPU は Socket 1851 のソケット実装で、いずれも電力上限・拡張性・保守性の面でデスクトップの利点を引き継ぎます。 同一プラットフォームの RTX 5070(Intel版)を 3DMark(グラフィックス性能)・GPUレンダリングで上回る差は、純粋な GPU クラスの差です。一方、モバイルCPU構成の RTX 5060 Ti や RTX 4070 Laptop に対しては、GPUクラスの差に加えてこのプラットフォーム差も効いています。

05 / 画像生成AI

ローカル画像生成AI(Stable Diffusion)— 速度と16GB VRAMを両立

画像生成AI「Stable Diffusion(SDXL)」を ComfyUI で実測すると、本機 RTX 5070 Ti は 1024×1024 / 30ステップで 7.07 秒/枚(8.49 枚/分)、 Hires.Fix(1024→1536)で 21.97 秒/枚を記録。RTX 5070(9.05 / 28.29 秒/枚)より約22%、RTX 5060 Ti(12.08 / 38.52 秒/枚)より約41%高速で、比較群で最速でした。

本機の強みは、その速度に 16GB の VRAM 容量(256-bit GDDR7)が伴う点です。RTX 5070(12GB)に対して生成速度で上回りつつ、VRAM 容量も 12GB → 16GB へ拡大。RTX 5070 版レビューで指摘した「速度重視なら 5070/容量重視なら 16GB の 5060 Ti」というトレードオフを、本機は速度と容量の両取りで解消します。後述の実測ログ(§08)では、AI 連続生成中の VRAM 実測使用量が約 13.8GB に達しており、12GB では窮屈になる高解像度・大バッチでも 16GB の余裕が効きます。

ComfyUI SDXL(1024×1024 / 30steps)
秒/枚 / 短いほど良い
RTX 5070 Ti(本機)EU27507TC
7.07
RTX 5070(Intel)EU275070C
9.05
RTX 5070(AMD)ER98N5070C
9.09
RTX 4070 DesktopERP74070C
10.08
RTX 5060 TiEN275060TC
12.08
RTX 4070 LaptopEN374070C
15.15
ComfyUI SDXL + Hires.Fix(1024→1536)
秒/枚 / 短いほど良い
RTX 5070 Ti(本機)EU27507TC
21.97
RTX 5070(Intel)EU275070C
28.29
RTX 5070(AMD)ER98N5070C
28.76
RTX 4070 DesktopERP74070C
31.32
RTX 5060 TiEN275060TC
38.52
RTX 4070 LaptopEN374070C
47.89
VRAM本機の GPU-Z 読みで 16,384MB(16GB)GDDR7・256bit・帯域 896GB/s。AI 連続生成中の実測 VRAM 使用量は約 13.8GB(後述 §08)。RTX 5070(12GB)を速度・容量とも上回ります。ComfyUI(SDXL)は CUDA(NVIDIA)環境のみが対象です。
06 / CPU性能

CPU性能と安定性 — RTX 5070 版と同じ Core Ultra 7 265

本機の CPU は RTX 5070 版(EU275070C)と同じ Core Ultra 7 265(20C/20T・デスクトップ Arrow Lake)で、Cinebench 2026 CPU は 5,825 pts。 前世代EN機(EN374070C)の Core i7-13700HX(3,645)を約60%上回り、RTX 5060 Ti の Core Ultra 7 255HX(5,618)も上回って比較群でトップでした。 複数回計測でのばらつきは cv 0.90%と安定しており、20コアCPUを載せた小型機として計測の再現性も良好です。

GPU が異なるだけの姉妹機である RTX 5070 版とは、CPU スコアはほぼ同じ(5,825 対 5,760)で、いずれも誤差の範囲です。 つまり本機の付加価値は CPU ではなく GPU(3D・レンダ・AI)と 16GB VRAM にあります。CPU 主体のマルチスレッド処理を最重視する場合は、同じ CPU の RTX 5070 版でも同等で、GPU 負荷が軽い用途なら下位構成も選択肢になります。

Cinebench 2026(CPU)
pts / 高いほど良い
Core Ultra 7 265(本機)EU27507TC
5,825
Core Ultra 7 265(5070)EU275070C
5,760
Core Ultra 7 255HXEN275060TC
5,618
Ryzen 9 9850HXER98N5070C
5,286
Core i7-13700ERP74070C
4,024
Core i7-13700HXEN374070C
3,645

※ Cinebench CPU の複数回計測でのばらつき(cv:変動係数 = 標準偏差÷平均×100%): 本機 Core Ultra 7 265 = 0.90% / RTX 5070 版 Core Ultra 7 265 = 0.17% / Core Ultra 7 255HX = 2.58% / Ryzen 9 9850HX = 8.09%。各スコアは3回計測の中央値です。

全コアを持続的に使う CPU レンダリングも Blender Benchmark の CPU モードで実測しました。本機 Core Ultra 7 265 は 合算 384(3回計測の中央値・cv 0.6%)で、比較した中で最も高いスコア。同じ 265 を積む RTX 5070 版(381)とはほぼ並び、Core Ultra 7 255HX(372)も数%以内、前世代の Core i7-13700(252)には約52%の差をつけました。CPU レンダでも Cinebench と同じ最上位の位置づけです。

Blender Benchmark(CPU)
samples/min 合算スコア / 高いほど良い
Core Ultra 7 265(本機)EU27507TC
384
Core Ultra 7 265(5070)EU275070C
381
Core Ultra 7 255HXEN275060TC
372
Core i7-13700ERP74070C
252

※ Blender CPU の複数回計測でのばらつき(cv): 本機 Core Ultra 7 265 = 0.6% / Core Ultra 7 265(5070)= 0.3% / Core Ultra 7 255HX = 0.6% / Core i7-13700 = 4.1%。各スコアは3回計測の中央値です。AMD版 5070(Ryzen 9 9850HX)・4070 Laptop(i7-13700HX)は Blender CPU を追加計測中で、整い次第この比較に追記します。

07 / クリエイティブ

写真編集・オフィス(Procyon)

UL Procyon の写真編集(Photoshop+Lightroom Classic)で 8,922、 オフィス(Essentials)で 4,907(比較した中でトップ)。Essentials は RTX 5070 版(4,884)や 5060 Ti(4,430)を上回りました。 一方 Photo は AMD版 5070(9,882)・Intel版 5070(9,195)が本機をやや上回ります。Photo は GPU 単体ではなく CPU/メモリ/iGPU を含む複合ワークロードで、GPUクラスがそのまま順位に出にくい指標です。

UL Procyon — Photo Editing
score / 高いほど良い
RTX 5070(AMD)ER98N5070C
9,882
RTX 5070(Intel)EU275070C
9,195
RTX 5070 Ti(本機)EU27507TC
8,922
RTX 4070 DesktopERP74070C
8,771
RTX 5060 TiEN275060TC
8,678
RTX 4070 LaptopEN374070C
6,404
UL Procyon — Office (Essentials)
score / 高いほど良い
RTX 5070 Ti(本機)EU27507TC
4,907
RTX 5070(Intel)EU275070C
4,884
RTX 5070(AMD)ER98N5070C
4,766
RTX 4070 DesktopERP74070C
4,685
RTX 5060 TiEN275060TC
4,430
RTX 4070 LaptopEN374070C
3,728
08 / 安定性

複数回計測でのばらつき(再現性・安定性)と発熱

本プロジェクトが重視する 安定性指標。複数回計測を実施したテストの変動係数(cv:標準偏差÷平均×100%)を一覧します。 本機は 3DMark(グラフィックス性能)・GPUレンダリング・CPU・オフィスのいずれも cv 1%前後に収まり、上位GPUを積んだ小型筐体ながら計測の再現性が高く、B2B 運用での予測可能性に優れます。

テスト中央値min–maxcv%計測回
Time Spy Extreme12,50112,428–12,5110.303
Speed Way7,4747,459–7,4770.113
Steel Nomad6,6346,565–6,6500.563
Cinebench GPU94,54394,499–95,0420.263
Blender (OptiX)7,6667,653–7,6750.123
Cinebench CPU5,8255,721–5,8380.903
Procyon Essentials4,9074,903–4,9860.773

※ ComfyUI と Procyon Photo は1回計測のため cv は非算出。その他は3回計測の中央値。

安定性を支える冷却構造

小型筐体ながら複数回計測でのばらつきが小さい背景には、デスクトップ部品を収めるための十分な冷却設計があります。 前述(§01)のとおり、本機は筐体のエアフローを前提に2連ファンの RTX 5070 Ti を採用しており、カード単体ではなく筐体全体で放熱する設計です。 長時間の連続負荷でもクロックを維持しやすく、実測の cv 1%前後(3DMark(グラフィックス性能)・GPUレンダリング・CPU)という再現性の高さに表れています。

ZOTAC ZBOX MAGNUS ONE 分解図 — 天板ハニカムカバー / ファン / デスクトップGPUカード+マザーボード / メッシュ側板 / 内蔵電源 / 底面トレイ
MAGNUS ONE の分解図 — 天板ハニカムカバー・ファン・デスクトップGPUカード+マザーボード・メッシュ側板・内蔵電源・底面トレイ。小型筐体に広い吸気面と冷却経路を確保している。(ZOTAC 公式レンダー / RTX 5070 版と共通の MAGNUS ONE 筐体)

負荷段階別の実測 — 待機・ゲーム相当・最大負荷

ベンチマーク実行中の GPU を nvidia-smi で1秒間隔で連続記録し、負荷段階ごとに GPU 温度・コアクロック・消費電力・VRAM を集計しました。小型筐体でも温度とクロックが乱れないかを、実センサー値で確認します。

40 60 80 1000 100 2000 200 ピーク 83°C GPU温度 (°C) コアクロック (MHz) / GPU消費電力 (W・カード単体) 標準生成 〜10.7GB 高解像度生成 〜13.8GB 0 3 6 9 12 15
ComfyUI(Stable Diffusion XL)で AI 画像を 約16分連続生成した間の実測ログ(nvidia-smi 1秒間隔)。前半は標準解像度(VRAM 〜10.7GB)、後半は高解像度(VRAM 〜13.8GB)。GPU温度 は 79〜80°C(ピーク 83°C)でほぼ一定となり、その持続負荷の最中も コアクロック(約2,737MHz)と 消費電力(約263W・カード単体)はほぼ水平 = サーマルスロットリングなし・電力上限で頭打ち。周期的な落ち込みは1枚ごとの生成サイクルの区切り。
状態GPU温度 中央/ピークコアクロック消費電力 中央/ピークファンVRAM
待機(アイドル)約49°Cアイドル約21W0%1.0GB
ゲーム相当(3DMark グラフィックス負荷)78 / 83°C約2,737 MHz293 / 302W〜82%6.4GB
最大負荷(AI連続生成 ComfyUI)79 / 83°C2,737 MHz263 / 283W82%13.8GB

注目は高負荷でもコアクロックが約 2,737 MHz を維持している点です。3DMark の高負荷では消費電力が瞬間 302W(定格 TGP 約280W級を一時的に上回るピーク)まで上がり GPU 温度は 83°C に達しますが、クロックはほぼ低下しません。つまり本機は熱ではなく電力上限で頭打ち=サーマルスロットリングは見られません。8.48L の小型筐体でも、消費電力の大きいデスクトップ RTX 5070 Ti を温度で絞らず回せています。最大負荷ではファンが 80% 前後まで上がり動作音は大きめですが、その分クロックを維持しています。AI 連続生成では VRAM が 13.8GB(16GB 中)まで使われ、12GB では窮屈になる領域で 16GB の余裕が効くことが分かります。

CPUレンダ中のCPU温度 — Blender CPU(全コア持続負荷)

CPU 側も全コアを持続的に使う Blender CPU レンダの区間で温度・電力・クロックを実測しました。レンダ中はコア負荷が 100% を維持し、パッケージ温度は中央値 66°C・ピーク 81°C で頭打ちします。消費電力は、持続枠(PL1・約 65W)に対し各シーン開始のターボで瞬間最大 125W まで跳ねる鋸歯状で、ターボを含む実測平均は 75W です(平均とピークの開きが大きい瞬発型で、電源は瞬間 125W 級の余裕を見込むと安全)。全コアレンダ時のクロックは約 3.4GHz です(各シーン開始のターボで一時 4.7GHz。負荷の谷=シーン切替のアイドル区間では単コアブーストで一時的に 5GHz 台に達します)。クロックの上下は発熱ではなく持続電力の枠(PL1・約 65W)による頭打ちで、温度は Tjmax(約 100°C)まで余裕があり、サーマルスロットリングは見られませんでした。温度は本個体の実測値です(機種間の温度比較は行いません)。

40 60 80 5050 100100 1回目 2回目 3回目 CPUパッケージ温度 (°C) CPU消費電力 (W) / CPUコア負荷 (%) 0 2 4 6
Blender CPU(全コアレンダ)を 3回連続実行した間の実測ログ(CPU 温度ログ・1秒間隔)。レンダ中 コア負荷 は 100% を維持し、消費電力負荷中の平均 75W に対し各シーン開始で 瞬間最大 125W へ跳ねる鋸歯状(Intel Turbo)=平均とピークの開きが大きい瞬発型(谷はシーン・計測回の切替時の小休止)。CPUパッケージ温度 は中央 66°C 前後・ピーク 81°C で頭打ち(Tjmax 約100°C まで余裕)、クロック(全コアレンダ時 約 3.4GHz)の上下は発熱ではなく 電力の上限による頭打ち = サーマルスロットリングなし。
負荷CPUパッケージ温度 中央/ピーク全コアレンダ時クロックCPU消費電力 負荷中の平均 / 最大コア負荷
Blender CPU(全コア持続)66 / 81°C約3,373 MHz75 / 125W100%
計測方法 / 出典 上表は計測セッションの nvidia-smi ログ(1秒間隔)から、待機=テスト開始前のアイドル、ゲーム相当=3DMark(Speed Way / Steel Nomad / Time Spy Extreme)の高負荷区間、最大負荷=ComfyUI(SDXL/Hires)連続生成区間を抽出し、中央値・最大値で集計したものです(ベンチスコアの正本 benchmarks.json とは別系統の生センサー値)。CPU 温度は CPU 温度ログ(Blender CPU 実行区間)から。実際の市販ゲームの動作計測ではありません。
09 / プラットフォーム

プラットフォームと拡張性 — デスクトップ部品の強み

MAGNUS ONE の設計上の強みは、小型でありながら デスクトップ部品をそのまま使う点にあります。 本機ではGPUが PCIe 5.0 x16 のフルレーン接続、CPUが Socket 1851 のソケット実装であることを実機ツールで確認しました。 これにより、世代をまたいだ保守・部品更新や、用途に応じた構成変更(メモリ/ストレージ増設など)がしやすく、長期運用や段階的なアップグレードを前提とした導入に向きます。上位GPUの消費電力に合わせ、電源は 650W を内蔵します。

本機の I/O は据置ワークステーション並みに充実しています。前面は UHS-II 3-in-1 カードリーダーと USB 3.0(Type-A / Type-C)、背面は Thunderbolt 4・USB 3.2 Gen2 ×4・USB 3.0 ×2、映像は DisplayPort 2.1b(UHBR20)×3 + HDMI(最大4画面クローン / 6画面拡張)、ネットワークは 5GbE + Gigabit の Dual LAN と Wi-Fi 7。電源は 650W を内蔵し、外部ACアダプターは不要です。

MAGNUS ONE 前面: 電源ボタン・UHS-IIカードリーダー・USB 3.0(Type-A/Type-C)・オーディオ
MAGNUS ONE 背面I/O: 5GbE+1GbE・USB 3.2/3.0・HDMI・Thunderbolt 4・DisplayPort 2.1b×3+HDMI・電源インレット
左: 前面(カードリーダー・USB・オーディオ・電源ボタン)。右: 背面 I/O(5GbE+1GbE / USB / Thunderbolt 4 / DisplayPort 2.1b×3+HDMI / 内蔵PSUの電源インレット)。※RTX 5070 版と共通の MAGNUS ONE 筐体。
MAGNUS ONE の主な特徴 ① デスクトップ部品構成 — GPU は PCIe 5.0 x16、CPU は Socket 1851 LGA。保守・更新がしやすい。
② 650W 電源を内蔵 — 上位GPUに合わせた容量。外部ACアダプター不要で取り回しが良い。
③ Thunderbolt 4 + Dual LAN(5GbE+1GbE)+ Wi-Fi 7④ 4画面出力(DP 2.1b×3+HDMI)を 8.48L に収める。
MAGNUS ONE 同梱物: Wi-Fiアンテナ×2・USBフラッシュ・電源コード・クイックスタートガイド
同梱物 — Wi-Fiアンテナ×2 / ドライバーUSB / 電源コード / クイックスタートガイド(※同梱は地域・モデルにより異なる)。
10 / 用途

想定される用途

ここまでの実測を踏まえ、本機に適した代表的な用途を、計測結果と結びつけて整理します(中立・実測の範囲での想定です)。

最上位のローカルGPUワークロード

3DMark(グラフィックス性能)・GPUレンダリングが比較群でトップかつ cv 1%前後と再現性が高く、デスクトップ部品ベースで保守もしやすいため、 可視化・GPUレンダリング・シミュレーション補完など、GPU性能と結果の一貫性を両立したい業務に向きます。Cinebench GPU 94,543 / Blender 7,666 と、ローカルでのGPU処理を比較した MAGNUS 系のなかで最速でこなせます。

ローカルAI推論・画像生成(オンプレ・大きめのモデル)

画像生成AI(Stable Diffusion)が ComfyUI SDXL 7.07 秒/枚と比較群最速で、VRAM も 16GB。ネットワークに依存しないオンプレAIを、このサイズで速度・容量とも余裕を持って構築できます。 RTX 5070(12GB)では窮屈な高解像度・大バッチや、やや大きめのモデルを扱う用途でも、16GB の容量が効きます。

クリエイティブ制作・可視化端末の中核

Procyon Essentials 4,907(比較した中でトップ)、Photo 8,922 と写真編集・オフィス系も高水準。 省スペースでローカルGPUレンダリングや映像・写真編集をこなしつつ、設置スペースの限られた制作現場や可視化端末の中核機として導入しやすい構成です。

11 / まとめ

まとめ — どんな現場に向くか

ZBOX MAGNUS ONE EU27507TC は、デスクトップ部品ベースの小型機で「RTX 5070 Ti 級のGPU+16GB VRAM+安定した20コアCPU」を再現性高く回したい現場に向く、現行 MAGNUS ONE の最上位クラスの構成です。 3DMark(グラフィックス性能)・GPUレンダリング・AI画像生成のいずれも比較群でトップで、同じ MAGNUS ONE の RTX 5070 を約2〜3割上回りました。CPU は RTX 5070 版と同じ Core Ultra 7 265 で、付加価値は GPU と VRAM 容量にあります。 コストを抑えたい・12GB VRAM で足りる用途なら RTX 5070 版が候補になりますが、 「3D・レンダ・AI 性能と VRAM 容量を最優先」するなら、本機は比較した MAGNUS 系の最上位として選びやすい構成です。

適所マップ

向く

  • MAGNUS ラインで最速のGPUを安定運用したい SIer 業務機
  • 計測・処理の再現性が要る可視化/GPUレンダリング
  • オンプレのローカルAI(速度+16GB VRAM 容量の両立)
  • デスクトップ部品で保守・段階更新したい設置

他候補が向く

  • コスト重視・12GB VRAM で足りる → RTX 5070 版(EU275070C)
  • AMD 標準環境で揃えたい → AMD版 RTX 5070(ER98N5070C)
12 / データ

付録: 全ベンチマーク結果

本記事チャートの元数値を一覧にまとめます(すべて 中央値。計測条件は §02、各機の識別も §02 の比較表を参照)。比較はすべて ZBOX MAGNUS 系。

テスト RTX 5070 Ti(本機)EU27507TCCore Ultra 7 265 RTX 5070(Intel)EU275070CCore Ultra 7 265 RTX 5070(AMD)ER98N5070CRyzen 9 9850HX RTX 5060 TiEN275060TCCore Ultra 7 255HX RTX 4070 DesktopERP74070CCore i7-13700 RTX 4070 LaptopEN374070CCore i7-13700HX
Time Spy Extremescore・高いほど良い12,50110,56210,3657,6747,8335,527
3DMark Speed Wayscore・高いほど良い7,4745,8275,7694,1194,4982,951
3DMark Steel Nomadscore・高いほど良い6,6345,2835,2513,6203,9992,662
Cinebench 2026 GPUpts・高いほど良い94,54374,74673,74461,31268,59845,669
Blender Benchmark (OptiX)score・高いほど良い7,6666,0105,8994,3275,3203,608
Cinebench 2026 CPUpts・高いほど良い5,8255,7605,2865,6184,0243,645
ComfyUI SDXL (1024)秒/枚・短いほど良い7.079.059.0912.0810.0815.15
ComfyUI SDXL Hires秒/枚・短いほど良い21.9728.2928.7638.5231.3247.89
Procyon Photo Editingscore・高いほど良い8,9229,1959,8828,6788,7716,404
Procyon Office (Essentials)score・高いほど良い4,9074,8844,7664,4304,6853,728

凡例: 値は3回計測(ComfyUI / Procyon Photo は1回)の中央値。ComfyUI のみ「秒/枚(短いほど良い)」。RTX 5070 Ti は本機(EU27507TC)。

13 / FAQ

よくある質問

RTX 5070 Ti 版(EU27507TC)の3D/ゲーム性能はどのくらい?
3DMark Time Spy Extreme 12,501 / Speed Way 7,474 / Steel Nomad 6,634(3回計測の中央値)。同じ MAGNUS ONE の RTX 5070(Intel版)を約18〜28%、RTX 5060 Ti を約63〜83%上回り、比較した中で最上位でした。3D系の複数回計測でのばらつきは cv 1%未満と安定しています。
RTX 5070 Ti(EU27507TC)と RTX 5070(EU275070C)はどちらを選ぶ?
GPU 性能は 5070 Ti が全面的に上で、3DMark・GPUレンダリング・AI画像生成のいずれも RTX 5070(Intel版)を約18〜28%上回ります。加えて VRAM が 16GB(RTX 5070 は 12GB)で、大きめのモデルや高解像度・大バッチの生成にも余裕があります。CPU はどちらも同じ Core Ultra 7 265 で差はありません。3D・レンダ・AI 性能と VRAM 容量を最優先するなら 5070 Ti、コスト重視で 12GB でも足りる用途なら RTX 5070 です。
ローカルの画像生成AI(Stable Diffusion)に使える?16GB VRAM の位置づけは?
画像生成AI「Stable Diffusion(SDXL)」を ComfyUI で実測すると、1024×1024 / 30ステップで 7.07 秒/枚(8.49 枚/分)、Hires.Fix で 21.97 秒/枚。RTX 5070(9.05 秒/枚)より約22%、RTX 5060 Ti(12.08 秒/枚)より約41%高速です。VRAM は 16GB(256-bit GDDR7)で、AI 連続生成中の実測使用量は約 13.8GB。生成速度と VRAM 容量を両立しており、両方を求めるローカルAI用途に適した構成です。
CPU性能とどんな業務に向く?
Core Ultra 7 265(20C/20T / Arrow Lake / デスクトップ LGA1851)は Cinebench 2026 CPU で 5,825 pts、複数回計測でのばらつきは cv 0.90% と安定。前世代EN機の Core i7-13700HX(3,645 pts)を約60%上回ります。CPU は RTX 5070 版(EU275070C)と同一で、本機の付加価値は GPU と 16GB VRAM にあります。最新世代の上位GPUと20コアCPUを安定運用したい SIer・可視化・GPUレンダリング・ローカルAI用途に向きます。